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07.03.30

六義園

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確実な地球温暖化の影響による「大暖冬」の今年、ワリと平年並みに開花した桜を愛でに、特別名勝「六義園」に赴いた。

「六義園」は「リクギエン」と読むんだけど、PCでは正確に変換されないので、ちょっとメンドウだ。

そんなコトはどうでもいいんだけど、とりあえず六義園はとてもキレイな日本庭園なのです。

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正門からすぐの場所にある「枝垂桜」は、特に今日のような晴天の日には、美しいコントラストを描き、壮観の一言。

まぁ、観光客(9割がたがご老人)が群がっていて、静かに鑑賞することは不可能だけど、それでも一見の価値は充分にある。




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枝垂桜を後に、庭園へ足を向けると、写真のような光景が広がる。

こちら向きに立つと、周囲の都会的な建物は一切目に入らないので、とても都心にいるとは思えないような光景が広がる。

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大泉水という大きな池を中心に散策できるようになっているので、順路にとらわれることなく2人でぐるぐる歩き回る。

道は今朝の雨で多少ぬかるんでいたけど、土の上を歩くのはやはり気持ちいい。




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園の中央に位置する丘へ上ると、こんな眺望。

向こう側にビルの壁が見えちゃうけど、ソレもまた緑の大切さ、価値を再認識させる材料にしか感じられない。




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とても背が高くて、変わった風情の桜。

この桜を眺めつつ、昔のヒトは句を詠んだりしていたのかと思うだけで、ベタだけど悠久の時の流れを感じざるを得ない。

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そして、至る所でこういった心地よい木漏れ日を満喫できる。

都会だと、「木漏れ日」すら目にしない日が普通にあるコトを思うと、とても切ない気分にはなるけど、逆に言えば「木漏れ日一つに幸せを感じるコトができる」というコトでもある。




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園の奥には、大泉水に繋がる湧き水(実際に湧いているワケじゃないかもしれないけど)もあって、これまた心地よい水の音を感じるコトもできる。

雨上がりに行ったせいもあって、季節の匂いを充分に感じるコトができたのも良かった。




緑と水と空と土。

田舎に住んでいた頃には普通に周りにあって、その大切さだとか、ありがたさを真に理解していなかったけど、皮肉にもそういったモノが少ない都会に住むことで、これらがいかに重要な要素だったかを思い知らされましたとさ。