09.03.21
過去を捨てる勇気
といっても、別に重い話ではありません。
軽い話でもありませんが。
先日、事務所で使っているPCのメーラーが立ち上がらなくなった。
メールの移動だの何だのが面倒なので、未だに古いOUTLOOKを使っていたんだけど、コレが完全にうんともすんとも言わなくなってしまった。
こんな仕事をしておきながら薄っすらとしか知らなかったんだけど、古いOUTLOOKにはメールのデータを溜め込むファイルの容量が2GBを超えると読み込めなくなる、いわゆる“2ギガの壁”というものが存在する。らしい。
昨今のような、1TBのHDも当たり前の時代がすぐに来るなんて思ってもいない頃のソフトウェアだから、上限が2GBなんていう小さな数字になっているんだろうけど、添付ファイルのやり取りを頻繁にしようものなら、2GBなんてあっという間。
メールっていうモノの性格上、迷惑メールでもない限り基本的に削除はしないので、それも良くなかった。
とりあえず動いてくれないと仕事にもならないので、忙しい合間を縫って色々と復旧方法を調べてみるも、まずセーフモードですら起動しないという時点で、もう何もかもが無理。
他に解決方法があるのかもしれないけど、それを探す時間ももったいない。
というコトで、やむを得ず「過去を捨てる」覚悟を決めた。
「1年間見なかった書類は、今後二度と見ることのない書類である」って誰かが言ってた気がするし、きっと大丈夫。
1年未満のモノもいっぱいあるけど。
きっと大丈夫。なハズ。
一度、OUTLOOKの復活を諦めて「Thunderbird」に乗り換えようかとチャレンジしたものの、ちょっとした機能面での問題があったために、コレも断念。
やむなく問題のPSTファイルを探し出し、念のためバックアップをとったうえで削除して、OUTLOOKを再設定。
おかげさまで、何事もなかったかのようにすんなり立ち上がるようになってくれました。
過去の全てのメールは見られなくなってしまいましたが。。。
そもそも、なぜこんなにメールが溜まるようになってしまったのかと言うと、家と事務所のPCの両方で「送信済みメッセージ」を共有したいと思い、送信メールには常に控えが自分宛に届くようBCCに設定をしていたのが、大きな原因のひとつ。
自分で送ったモノを改めて見る機会って、意外とあるのよね。
これを完全に止めるワケにはいかないので対策を色々と考えたところ、「G-mail」を活用すれば良いというコトに気がついた。
個人用のアカウントも仕事用のアカウントも別のモノがあるので、今まで使い道に困っていたG-mailアカウント。
ここに送信メッセージのコピーを保存しておきさえすれば、クライアントマシンにメッセージデータを溜め込む必要がないし、見たい時にはGoogleにアクセスするだけで良いので便利。
しかも、関連メッセージを自動的に見やすくまとめてくれるし、自分の送信済みメッセージを読む必要があるシチュエーションを考えても最適かも。
あぁ、解決したから良かったけど、結局今週ほとんどコレに費やした気がするわ。。。
写真は、厄払い…ってワケでもないけど、訪れてみた天祖神社。
もう春なのね。