近所にあって、この周辺では大きい方だと思われる富士神社。

ここに引越して来て約2年、なぜか一度も足を踏み入れたコトがなかった。

実は「なぜか」という言い回しは正確じゃなく、むしろ「敢えて」と言った方が正確かもしれない。

ところどころにタマに存在する、不思議と“入ってはいけない”という雰囲気の漂う場所の一つで、家の裏にある天祖神社とか、むしろちょっと遠い根津神社には何回も行っておきながら、この富士神社には本当に1歩たりとも足を踏み入れたコトがなかった。




富士神社自体は常に誰かしらが訪れていて、季節ごとに梅や桜、紅葉や銀杏などが楽しめたり、比較的大きなお祭りも開かれたりするような、この辺りにある神社仏閣の中でもワリと人の居る場所。

だけど、なぜか俺（とユキコ）には“入ってはいけない”という意識が働いて、どうにも足が向かなかった。




ユフミの散歩がてら3人でコンビニまで行く途中、そんな富士神社に思い切って立ち寄ってみた。

本当はゆっくり休憩でもして行こうと思って入ったけど…

やっぱり何か落ち着かない。

中をサッと眺めて、軽く参拝（というほどでもない）して、そそくさと退散。




何だろう。

俺はいわゆる“霊感”的な感覚なんて持ち合わせてないんだけど、やっぱり肌が合わない場所ってあるんだな。

別に悪いトコではないと思うので、お近くにお越しの際にはゼヒお立ち寄りを。




写真は、何桜か分からないけど既に開花してた富士神社の桜。