06.05.15
さあどうなる?
さあ、イタリアサッカー協会はどういう決断を下すのだろう。
セリエではしばしば疑われてきた有力チームびいきの判定。
都市圏にある有力チームが、プロビンチアと呼ばれる地方の小クラブを相手にする試合では、しばしばそう疑われるような判定が行われてきたものの、ハッキリとした証拠などが示されるコトも、誰かが処罰されるコトもなかった。
ただ、今回は違うようだ。
詳細は置いておくとしてコトのあらましは、イタリアを代表する有力クラブの一つであるユベントスの幹部が、自チームのリーグ戦を裁く審判員の決定を操作し、自チームに有利に笛を吹く審判を指名させたというモノ。
しかも、その審判員はドイツW杯のイタリア人代表にも選ばれていたような人物。(結局は、疑惑の渦中にあるため、W杯を辞退したそうだけど)
どのような証拠が示されているのか詳しいコトは知らないが、ユベントスのGMを含む幹部はこの疑惑を受けて総辞職しているので、恐らくかなり固い証拠があるのだろう。
というコトで、ユベントスは今季リーグ戦を終え見事優勝したにも関わらず、優勝の取り消しと来季の降格(セリエB落ち)というペナルティを課せられる可能性が高いらしい。
セリエでは過去にもACミランという、ユベントスと肩を並べるような有力チームが同様の罰を受けたコトがある。ユベントスは長い歴史上、一度もセリエBには降格したコトがないが。
ただ、もし万が一ユベントスがこの種のペナルティを課せられないようなら、それこそ腐敗しきっていると言える。
イタリアサッカー協会の清潔さに注目。