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遅ればせながら、この話題について。

日本代表がきっちりと仕事を成し遂げてくれたので、ホッと一安心なワケです。

ま、最終予選前半までの試合内容はホントに最悪で、結果的にホームで取りこぼしをしなかっただけマシみたいな内容だったが、後半のアウェー戦前にキリンカップで大失敗したことが良かったのか、この2連戦は非常に引き締まった、ここ数年で最も良い内容の試合をしたと思う。

バーレーン戦は敵地での試合としては、文句のつけようのない内容だったが、北朝鮮戦は後半大黒が入って意識が変わるまでは、正直締りのない内容だった。端的に言えば鈴木が悪かったワケだが、とにかくシュートを打つ意識が希薄なのは何故だろう?自分の仕事じゃないとでも思っているのかと考えたくなるほどだ。

何にせよ、後半からはスペースを大きく使ったサッカーを取り戻し、パスも足元だけじゃなくキチンとスペースに出るようになる。珍しくシュートの意識の高かった柳沢のスライディングシュートも飛び出し、非常にいい時間で先制。これがキッカケで、北朝鮮は攻めに出て来ざるを得なくなり、DFの裏に大きなスペースを作るようになる。そこを大黒が虎視眈々と狙って、再三決定機を外した後のロスタイムにようやくトドメを刺すことに成功。北朝鮮は完全にキレてしまい、お決まりの退場者を出して終了。

結果的には、全く危なげなくW杯出場一番乗りを果たしたワケだが、帰国後の記者会見でも中田ヒデが語っていた通り「本番で勝ち抜く力はない」というコトを痛感させられた内容であったことを、しっかりと報道してもらいたいモノだ。

ブラジルであれば、「結果は結果、内容は全くダメだった」とか「何でコイツを使うんだ、コイツを使わないんだ」なんて話がマスコミでもされるのだろうが、そこは発展途上国日本。「出場オメデトウ」「代表アリガトウ」の嵐ので中で、そんな言葉は皆無だ。

ジーコが、ココ最近とくに選手の入れ替えを行わないために、98年W杯予選前の加茂ジャパン状態になっていることが、非常に気がかりだ。選ばれた選手同士の切磋琢磨はあるのだろうが、サイドの選手にその危機感は全く感じられない。アレックスは相変わらず出来ない突破を試みては失敗し、相手に球を預けてカウンターの機会を与える。加地に至っては前方にどれだけ大きなスペースが広がっていようとも、そこを使うより後ろに下げることを優先する。

こんな状態でも、選ばれ続け、使い続けられるから彼らはそれを直そうともしないし、ダメなことにすら気付いていないんじゃないだろうか?とすら思える。日本はそんなに選手層薄くないと思うのだが、この一年でジーコが彼らに変えて新しい選手を試す可能性が極めて低いことが、日本代表のW杯苦戦を実際のものにする可能性に反比例するということに、もっと注目が集まってもらいたいものだ。

なんて思ってたら、案の定コンフェデ杯は最終予選と同じメンバーだそうな。ダメだこりゃ。。。