06.08.15
東京大停電
今朝起きてみると、何か妙に静か。
ユキコが「(居間の照明の)電球が切れたみたい」というので、4個もいっぺんに切れるワケがないと、ブレーカーを点検。
どんなにスイッチをいじっても電気が付く気配がない。
それどころか、テレビも何にもつかないし、冷蔵庫も動いてない。
「これは…」と思い、一応外へ出て向かいの大家さん家のインターホンを押すも、音はならず。
「おはよーございまーす」と声をかけると、窓越しに「あー、おはよう!今ね、この辺一帯で停電してるんだって。」と。
やっぱそーか。
もう、この20年以上も「地域的な停電」という事態を体験してなかったからピンとこなかったよ。
で、大家さんの「今テレビもつかないから、携帯ラジオで情報得てるよ」の一言で、自分も非常時用に手巻き充電式の携帯ラジオを買ったのを思い出した。
いや、マジで記憶の底に埋もれてて、非常時だってのに全くもって思い出さなかった。ヤバイな。
でも、何にせよ思い出したので、とりあえず使ってみることに。
ハンドルをグルグル回してスイッチを入れると、「ザザザ…」という音の後に、FMが流れ始めた。
けど、チャンネルの表示窓みたいなモノは何もなく、今何を聞いてるのかは若干分かりづらかった。
まぁ、とりあえず臨時ニュースみたいなのは流れてて「7時半過ぎから世田谷、目黒、新宿、渋谷、品川など広範囲で停電が発生しています。JR山手線の一部、日比谷線などで運転を見合わせています。復旧の目処は立っていません。」とのコトで、ユキコを目黒まで送ることに。
と思ってたら、しばらくして(8時過ぎくらいに)突如電気が復旧。
早速TVつけて状況確認すると、他のトコはまだ停電してる様子。
こっちはちょっと早かったみたい。
ま、電車は止まってるみたいなので、とりあえず送ってきた。
しばらくTVのニュースを見てると、どうやら江戸川でクレーン船が送電線にクレーンを引っ掛けて、ショートさせたのが原因だってコトがわかってきた。
たった1箇所の数本の送電線が、人間でいうところの大動脈の役割を果たしていたらしく、数人のマヌケな船員の仕業で、東京都心を中心とする140万世帯もの地域を停電させるに至ったらしい。
まったく恐ろしいことだけど、テロリストには有益な情報だったんじゃないだろーか。
しかし、この数十分だけでも生活のほとんどの部分を電気に頼ってるコトを改めて実感した。
俺なんて電気なかったら仕事も出来んわ。
「いざ」っていう時はこんなもんじゃ済まされないだろーけど、いい予行練習になりました。
あ、関係ないけど写真は最近買い換えた冷蔵庫。
コイツのレビューはまた後ほど。