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http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/preliminary/headlines/20060305/20060305-00000004-kyodo_sp-spo.html

国際サッカー評議会でのルール改正で、より厳格なマナーが求められるようになった。

・ひじ打ちや危険なタックルを行った選手はすべて退場処分
・ユニホームを引っ張る行為と相手の腕などでつかんで止める行為には警告
・時間稼ぎのプレーは厳しく注意
・ゴールの判定を補う手段として来年からデジタルテレビカメラを試験的に導入

以上を、6月9日に開幕するドイツW杯から適用するらしい。

というか、ビデオカメラ以外は結局審判に判断をゆだねるトコロだろうから、「危険なタックル」というのが具体的にどのようなタックルなのか、「時間稼ぎのプレーに厳しく注意」というのが、具体的にどのような警告になるのか、イマイチわからない。

去年オランダで行われたワールドユース(今後はU-20ワールドカップと呼ばれるらしい)では、審判の笛が鳴ってプレーが中断してる際にボールを蹴ったりするなどして相手のプレーを妨害した選手には、ほぼ確実にイエローカードが出されていたが、選手の間にそういった認識が浸透していないせいか、そういう場面を多くみかけた。

カードによって選手の行動を規制するのは、効果的な面ももちろんあるが、累積などによる出場停止などで、有力選手の出場できない試合を増やし、結果のところ試合はもとより大会自体のレベルダウンを招き、興ざめするようなコトにつながらないか、若干気になるところではある。

ゴールの判定というのは、正直「ビデオで見て分かるのか?」という疑念もあるが、あからさまな誤審を防ぐ点では有効な手段になるとは思う。

しかし、これがスタンダードになると、その内オフサイドラインの自動判定システム、最終的にボールタッチした選手の自動判定システムなど、自動化を促す引き金になっていくんじゃないか…なんて、少し怖くなってくる部分もある。ちょっと保守的だけど。


まぁ、マナー自体をよくするためのルール改正は大歓迎だけど、今は選手自体のマナーよりも、観客のマナーを改善するルールを設置する方が優先な気もする。

スペインやイタリアで起きてる人種差別的チャントの問題や、一昨年の中国で行われたアジアカップでの野次など、選手のプレーに直接影響を与えるだけでなく、観客同志の問題にまで発展するような事態にも陥っている。


イングランドのフーリガンにも匹敵する問題をこのまま放置するようなら、サッカーの未来は明るくないと思うんだけど。