05.11.14
実家の外壁塗り替え騒動
思えば実家も既に築25年を超えている。
団地なんだけど、いわゆるテラスハウスってヤツで、スペインの港町みたいな感じ。
白い外壁に赤い屋根で、山の斜面の南側にあるので日当たりも良くて、外から見ると我が実家ながらホントにカワイイ。
そんな小奇麗な団地に、降って湧いた「塗り替え騒動」。
既に数年前にも一度大規模な塗り替え工事が行われていて、その時も「真っ白→アイボリー」みたいな色の変化で、ちょっと不評だった。
のにも関わらず、今回の塗り替えで、何と業者は「ベージュにします」などと言ってきた。
しかも、詳しい経緯はよくワカラナイので何とも言えないが、なぜか業者主導のカタチでいつの間にか決定事項になっていたらしい。
この「ベージュ」っていうのは、最近建設される団地によく見られる、茶色ともクリーム色ともつかない、いわゆるコレ↓
なぜか、この色に「高級感がある」などというふれ込みで、理事会に諮ったかどうかワカラナイ内に決定。
単純に「耐久性が強い」とか「汚れが目立たない」なんていう理由なだけだろうに。
じゃ何か?「どうせ汚れるんだから先に汚しとけ」ってコトか?
その話を聞いてすごくガッカリしていたんだけど、最近情勢に大きな変化があったらしい。
なんでも、団地の一部で「ホントにこんな色にしていいのか?」「投票を行って現状維持か変更かを問いただすべき」という有志の声が高まったのを受けるカタチで、先日投票が行われ、「現状維持派」がわずかに過半数を上回り、「ベージュ塗り替え案」は廃案になったそうだ。
ホントに嬉しい限りだ。
それでも業者は相変わらず、「ベランダを縁取る感じでアクセントカラーを入れたらどうか?」なんていう馬鹿げた提案をしてきているらしい。
商売にしたって、どういうセンスでモノ言ってんだろう。
こんなんだから、日本はドコにいってもセンスのない建物ばかりになってしまったんだなぁ。